ご近所トラブルに発展
ゴミ屋敷をそのままにしておくとどんなトラブルに巻き込まれやすくなるのか。近所とのトラブル例を紹介します。
ゴミ屋敷の放置は危険!
自分はゴミ屋敷に住んでいることを気にしてません!とは言っても、それはあなただけが感じていること。周囲の住人からすると、近くの家がゴミ屋敷ですという状況は、つい、顔をしかめるくらいはとても嫌なもの。今回取り上げるのは、ゴミ屋敷が原因でご近所トラブルにつながるかもしれないというケースです。
ゴミ屋敷が原因となったご近所トラブルの例についてまとめてみました。
ゴミ屋敷によるご近所トラブル例
ゴミが道路にまであふれて通行の妨げに
家の中だけでなく外にまでゴミがあふれる、かなりひどいゴミ屋敷の状態を例にあげましょう。
この場合は道路までゴミがあふれ出でてしまい、歩道や車道をふさいでしまうことが問題となります。周辺住民は通行しにくく、自転車や自動車もあふれたゴミを避けなくてはいけないので非常に迷惑となります。
害虫やねずみが発生しやすい
ゴミの中には生ゴミが混ざっているため、生ごみを餌にするねずみやゴキブリなどの害虫が発生しやすくなります。さらにゴミ同士がくっついているため通気性も悪く、ダニやカビの温床にもなりやすいでしょう。さらに問題なのは、ゴミによって発生したねずみや害虫が近所にも居住地を広げ、蔓延ってしまうこと!
餌があるから野良猫が増えて近所の家に入りやすくなるのも、よくトラブルに発展するケースのひとつです。
ゴミが異臭を放つ
長く放置された生ゴミや飲み物などは、腐って悪臭を放つようになります。臭くて窓を開けると、今度はそのニオイが近所に漂い、そこからトラブルにつながりやすくなってしまうのです。ゴミ屋敷住人は常に悪臭を嗅いでいるため、自宅が悪臭であることに気づかない人もいるようですが、周りは自分が思っている以上に敏感に気づいているのです。
トラブルを回避するには、ゴミ屋敷を解消すること
ごく当たり前のことですが、近所とのトラブルを回避するには、全ての原因となっているゴミ屋敷を解消すること、これに尽きます。
「自分でなんとかする」とは思っていてもなかなか実行できずにゴミ屋敷化しているので、何とかしたいと考えたらすぐに専門業者に連絡することが手っ取り早い解決方法でもあります。
悩みの種となるゴミ山はすっきり片付けて、近所ともトラブルを起こさないようにしましょう。
ゴミ屋敷の悪臭トラブルの相談先を3つのケース別に紹介!
ここからは、ゴミ屋敷の悪臭トラブルに悩まされたときの相談先を紹介します。
1.「戸建てタイプのゴミ屋敷」は役所に相談しよう
個人が所有する敷地内にいくらゴミを溜め込んでいても、もちろん他人が勝手に処分することはできません。ただ、一部の自治体では「ゴミ屋敷対策条例」を施行しているところもあります。
ゴミ屋敷対策条例がある自治体でも、周囲からの苦情や相談が一定以上ないと動くことはできまいせんので、ゴミ屋敷が戸建ての場合は最寄りの役所に相談しましょう。ゴミ屋敷対策条例がなくても、相談件数が増えれば役所が動いてくれることも。家庭訪問やゴミ捨ての補助などを通して、問題が解決できるならそれに越したことはありません。
2.「マンション内のゴミ屋敷」は不動産会社に相談しよう
マンション内にゴミ屋敷化している部屋があるなら、まずは不動産会社に相談しましょう。マンションの場合、戸建てよりさらにご近所付き合いが少ないので直接苦情をいいに行くとヒートアップしてしまうことも。マンション全体の管理をしている会社に相談して対応してもらうのが無難な対処法です。
ただ、不動産会社にもいろいろあり、トラブルが起きてもなかなか対応してくれないところもあります。同じように悪臭に悩んでいる人を集めて相談したり、オーナーに直接相談するという方法も視野に入れて、管理会社の人を巻き込んで注意をお願いしましょう。
3.「分譲マンション内のゴミ屋敷」は管理組合に相談しよう
分譲マンションは、あらゆるトラブル解決やルール決めを管理組合の話し合いによって行います。仲の良いご近所さんや同じく悪臭で悩んでいる人と一緒に、管理組合に相談しましょう。あまりにひどければ、管理組合が不動産会社と協力してゴミ屋敷の住人に退去を求める場合もあります。
管理組合に動いてもらえば、複数の第三者が絡むので一対一のトラブルも起こりづらいでしょう。
その他にも相談できるところはいくつかある
上記以外にも、ゴミ屋敷に関して相談できる公共の機関がいくつかあります。実際に解決のために動いてくれるとは限らないものの、相談しておけば安心です。
保健所に相談すると注意してくれる場合も
保健所は、公衆衛生のためにある機関なので、悪臭で実害があることを相談すれば注意のために動いてくれる場合もあります。ご近所さんが文句をいっても取り合わない人だとしても、役所や保健所など複数の機関から指摘されれば気持ちが変わるかもしれません。
警察と消防署にも相談しておけば安心
ゴミ屋敷にしているからと逮捕されることはないものの、警察や消防署に相談しておく方法もおすすめです。とくに、夏場はスプレー缶のゴミが放置されていることがきっかけでボヤ騒ぎになる危険性もあります。ゴミ屋敷の持ち主が身寄りのない高齢者の場合、孤独死などの可能性もあるのです。
こまめに相談して、相談実績をつくっておくことも大切です。
注意!「迷惑だから直接文句をいいに行く」のはNG
ゴミ屋敷の持ち主に対し、「迷惑しているから、直接文句をいいに行ってやる!」と息巻く人もいますが、柔らかい口調でも厳しい口調であっても直接苦情を伝えるとトラブルになってしまうことも多いのです。
ゴミ屋敷になる原因は人によってさまざまですが、ちょっと話をしてすぐに解決できるような問題なら、そもそもゴミ屋敷にはなっていないはず。本人が「ゴミを片付けたいけど。どうにもできない」と悩んでいるならともかく、そうでない場合は直接苦情伝えると逆効果です。
日本は法治国家なので、困ったことがあったときは原則として法律に則って解決を目指す必要があります。「盗まれた自転車を見つけたから自分で取り返した」「ゴミ屋敷の悪臭に悩んでいるから文句をいいに行った」といった行為は「自力救済」や「自救行為」と呼ばれ、基本的にやってはいけないこと。
悩んだときは、上記で紹介したような第三者機関に相談することをおすすめします。
ゴミが捨てられない人はゴミ屋敷業者へ依頼という手も
ゴミ屋敷によって、その近所の人たちが悪臭やゴミで迷惑を被ってしまった場合、上記のような場所に相談しにいってゴミ屋敷の持ち主を指導してもらう必要があります。
もし、最近ゴミが溜まってきてまずいと思っているのに、どうしても片付けができないなら、「自分がゴミ屋敷トラブルで悩んでいる立場だったらどうしてほしいか」を考えましょう。
近所の人たちが望むのは、ゴミと悪臭がなくなること。他人に迷惑をかけるまえに業者に連絡して片付けてもらえば、大きなトラブルにならずにすみます。
ゴミ屋敷を掃除してくれる業者に依頼して、ゴミもトラブルの種もすっきり解消してみてはいかがでしょうか?
対応女性でも安心♩ 選りすぐりの
ゴミ屋敷業者3選
ゴミ屋敷業者を選ぶときは自分の希望通りの片付けができるよう、いろいろな条件に対応してくれる業者が理想です。そこで、なんでも回収・即日対応・24時間対応に加え、
- 便利なLINE対応が可能かどうか
- 気遣い力♥を図る女性スタッフがいるか
- ゴミ屋敷清掃の金額事例があるか(※)
に該当する業者を調べた表がこちらです(2020年3月時点)。片付けをお願いする際のご参考にどうぞ。
(※)部屋の大きさ、ゴミの量などが異なる可能性があります。ご参考程度にご覧ください。
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