本当の本当に部屋が汚いと運気が下がるのでしょうか？

風水とはそもそも占いではなく、中国から伝わってきた「環境学」であることはご存知でしょうか。
自分が生活をする環境、つまり衣・食・住を変化させることによって、「運気」を高めることを目的とした学問ですので、風水を守らなければ必ず悪いことが起こる、ということではないのです。風水で「部屋が汚いと運気が下がる」と言われるのは、学問的な視点から導き出された、よりよい生活を送るためのアドバイスといえるでしょう。

なぜ汚部屋を片付けないと運気が下がるのか

部屋が散らかっている、いわゆる「汚部屋」状態の部屋に住んでいると、様々なデメリットに見舞われるリスクが高まります。
例えば、部屋が汚いとホコリやカビが多く発生しますので、アレルギーや呼吸器疾患を引き起こしやすくなります。また物が多く散乱しているということは、転倒などの事故や、地震や火事といった災害時にトラブルが指摘されています。それに、部屋が汚い人はストレス過多になっている傾向が多く、精神面へのデメリットも多いといわれています。やる気が出ないなどネガティブ思考になりやすく、うつ病など心の病を抱えているケースも珍しくないそうです。

風水では、こうした汚部屋では健康面など多くのデメリットが高くなることを、「運気が下がる」という表現で伝えているのです。

キレイでなければ幸せにはなれない？

確かに、汚部屋でいることのデメリットを考えれば、「運気が下がる」という風水の言葉も納得ができます。

とすると「じゃあ、部屋が散らかっていたら幸せにはなれないの？」と、思う人もいるかもしれません。またそのことに縛られて、悩んでいる方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
薄々お気づきかもしれませんが、当然必ずしもそうとは限りません。ゴミ屋敷までのレベルなら別かもしれませんが、多少部屋が散らかった状態だからといって、その人が幸せでないということは誰にも断言できないのです。
もちろん、片付いていた方がより良い環境で生活できますから、得られるメリットは多いといえます。けれども大事なのは、言葉に縛られてネガティブに考えすぎないこと。心がマイナス思考になってしまうと、汚部屋の状況も悪化してしまいかねません。

片付けしながら楽しめる★風水の運気アップ術

風水にとらわれすぎるのもどうかと思いますが、お部屋を飾ったりインテリアを考えたりする時、風水を参考にするのも楽しいものです。
それに、風水の運気を上げる方法は、手軽に取り入れられるものが多く、試しやすいのも楽しめるポイント。観葉植物やマット、鏡、お香などの風水アイテムを良い場所に置くことで、金運や仕事運、恋愛運などの運気アップが期待できるそうですよ。
でも、こうした風水を楽しむには、ある程度お部屋が片付いていなくてはなりません。風水を楽しむのを片付けのきっかけにする、というのもアリなのではないでしょうか。