利用者急増!自治体の高齢者ゴミ出し支援制度とは?
高齢化がどんどん進む日本。高齢になった両親の家を久しぶりに訪ねると、もう何週間もゴミ出しをしていないという方がこれからどんどん増えていくことが予想されます。ちゃんと捨てるように言ってもなかなか思うようにしてくれない…ということで悩んでいる人もいるようです。
さまざまな事情があってゴミ出しに悩む高齢者は増加傾向にあり、戸別収集やゴミ出し相談などの支援に乗り出す自治体が増えてきています。関係機関に相談すればきちんと解決できる場合もあるので、詳しく紹介します。
全体の約2割で実施!自治体の支援制度を利用しよう
自治体の一部では高齢者のゴミ出し問題に対する支援制度の設置が進められています。
国立環境研究所の調査報告書によると、実際に支援制度がある自治体は全体の約2割程度ですが、政令指定都市に限ってみると8割以上が導入しており、規模が大きい自治体から先に取り組みが始まっています。
その支援策としては、申し出のあった高齢者世帯のゴミを戸別回収したり、ごみヘルパーを派遣して分別や搬出を手伝ったりする方法があります。直接行政が行わなくても、シルバー人材センターや社会福祉協議会などの団体に委託して支援をしているケースも。ゴミ出しに特化した制度を設けていない自治体でも、介護保険制度などの福祉制度を活用して同じような支援を行っている所もあります。最寄りの地域包括支援センターなどで相談してみるのも1つの手段です。
ほかには、地域のNPO法人や市町村のゴミ収集を請け負っている業者が、ボランティアの一環としてゴミ出しを手伝っているケースもあるようです。いずれにしてもこの高齢者のゴミ出し問題は社会的に大きな関心を集めており、今後ますます対策の充実が求められていると言えるでしょう。
国立環境研究所の資源循環・廃棄物研究センターは平成29年5月に、自治体や地域団体、一般廃棄物事業者を対象として「高齢者ごみ出し支援ガイドブック」という調査報告書を発行しました。この中には高齢者のゴミ出しについての課題、支援のノウハウなど役立つ情報がまとめられています。ゴミ出し問題に悩んでいる人は、支援の受け方や対処の仕方を学ぶ上でも、一度参考にしてみるのもよいかもしれません。
参照元:国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センター http://www-cycle.nies.go.jp/jp/report/aging2.html
他人事ではない!?高齢者のゴミ出し問題
そもそも、なぜゴミを家に溜めてしまう高齢者が増えているのでしょうか。
- 体力的な問題でゴミ収集場まで運べない
- 分別の細分化によって収集日がわからない
- 精神的な問題でゴミ出しをする気力もない
体力が衰えて重いゴミを収集所まで運ぶことができず、つい溜めてしまってさらに運べなくなるという悪循環に陥る高齢者は多いようです。頼る親戚が近くにおらず、ゴミを溜めていることが恥ずかしくて助けを求めることもできない…という人もどんどん増えていくと考えられています。
細かく指定されたゴミ分別の仕方がわからず「収集不可」と突き返されて困り果てて溜めてしまうケースもあります。認知症などを患って収集日がわからなくなる人もいるようなので、家族のサポートなしでは難しいでしょう。
連れを亡くして生きる気力を失ってしまい、ゴミ出しを含めた家事全般をしなくなる、いわゆる「セルフネグレクト」という状態。こういった場合にはもはや親族だけでなく専門家の助けも必要となります。
家族や近所の人の助けが必要
高齢者になるとどうしても体の動きが鈍くなり、ゴミ出しも億劫になるという方は多くいる様子。このような支援制度があっても、本人自身が知らなかったり手続きに行けなかったりと、自ら動ける高齢者ばかりはいないもの。どうしても、家族や近所の方のサポートが必要になります。
日々の生活で忙しく過ごしていても、少しのサポートで救われる高齢者もいる、ということを忘れずに生活したいものです。
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